応用生物科学専攻

専攻理念

応用生物科学専攻は、微生物からヒトにいたる生命科学の基本法則を探求するとともに、理学・農学・医学薬学・環境工学上の問題を解決するための周到な実験戦略を立案・遂行する能力を有する人材を育成します。

専攻紹介

生物現象を物理的・科学的原理をもとに理解し、生命世界固有の原理を追究。また、基礎医学、有用物質の生産、環境問題などの応用の可能性についても研究するのが応用生物科学です。生命が命題ですから、人類にとって最も重要な課題と深く結びついた最先端科学ということができるでしょう。

理工学研究科応用生物科学専攻の専門分野は、生物化学、分子細胞学、発生生物学、分子病態学、光生物学、環境情報生物学、応用微生物学、微生物生態学、微生物分子生物学、生体物質化学、酵素学、生物物理学、生物有機化学の13部門からなりますが、その目的は、生命を個体レベル・細胞レベル・分子レベルの現象としてとらえ、その中にある原理の解明に向けられます。具体的には

  1. 個体レベル・細胞レベルの現象を対象にした生物学的・生理学的研究
  2. 生命現象の分子生物学的・数理的解析
  3. 生命現象の化学的・生化学的解析

が行われるわけです。

本学が誇る「連携大学院方式」は本専攻にも生かされ、産業技術総合研究所、国立感染症研究所、食品総合研究所、東京都医学研究機構(東京都臨床医学総合研究所)の研究員が客員教員として加わり、学際領域における最新の研究体制が整えられています。

また、その卒業生の活躍するエリアは極めて広く、研究者として国際的な舞台で先端研究に臨む者、あるいは企業の研究所や公立試験研究機関のメンバーとして活躍する者、さらには中等教育機関の教員や、専門分野における国家公務員として登用されています。実験研究者として欠かせない柔軟な思考と生物への関心を持ち、物理学や化学の言葉で生命現象を理解しようとする入学者を歓迎します。

ポリシー

理工学研究科応用生物科学専攻におけるアドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーはこちらをご参照ください。

授業科目表(修士課程)

履修年次に応じた履修モデル

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
細胞生物学領域 細胞生物学特論 2 選択 共通
分子細胞学特論 2 選択 共通
発生生物学特論 2 選択 共通
神経細胞生物学特論 2 選択 共通
神経細胞骨格の機能Ⅰ 1 選択 1
神経細胞骨格の機能Ⅱ 1 選択 2
神経の発生と分化Ⅰ 1 選択 1
神経の発生と分化Ⅱ 1 選択 2
応用微生物学特論 2 選択 共通
応用微生物学研究Ⅰ 1 選択 1
応用微生物学研究Ⅱ 1 選択 2
分化と増殖Ⅰ 1 選択 1
分化と増殖Ⅱ 1 選択 2
分子生物学領域 分子遺伝学特論 2 選択 共通
分子病態学特論 2 選択 共通
分子細胞動態学Ⅰ 1 選択 1
分子細胞動態学Ⅱ 1 選択 2
遺伝子の機能発現Ⅰ 1 選択 1
遺伝子の機能発現Ⅱ 1 選択 2
分子神経科学Ⅰ 1 選択 1
分子神経科学Ⅱ 1 選択 2
生化学領域 タンパク工学特論 2 選択 共通
神経生化学特論 2 選択 共通
タンパク科学研究法Ⅰ 1 選択 1
タンパク科学研究法Ⅱ 1 選択 2
染色体複製の生化学Ⅰ 1 選択 1
染色体複製の生化学Ⅱ 1 選択 2
生物有機化学領域 生物有機化学特論 2 選択 共通
生理活性物質研究Ⅰ 1 選択 1
生理活性物質研究Ⅱ 1 選択 2
生物物理学領域 生物物理情報学特論 2 選択 共通
ゲノム系統学Ⅰ 1 選択 1
ゲノム系統学Ⅱ 1 選択 2
環境生物科学領域 光生物学特論 2 選択 共通
環境生物科学特論 2 選択 共通
バイオレメディエーションⅠ 1 選択 1
バイオレメディエーションⅡ 1 選択 2
植物分子生理学Ⅰ 1 選択 1
植物分子生理学Ⅱ 1 選択 2
微生物の生態と系統Ⅰ 1 選択 1
微生物の生態と系統Ⅱ 1 選択 2
  特別講義Ⅰ 2 選択 共通
特別講義Ⅱ 2 選択 共通
特別講義Ⅲ 2 選択 共通
特別講義Ⅳ 2 選択 共通
特別研究 16 必修 共通

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。


平成24年度 大学院要覧 修了所要単位数
必修 選択
16 14 30

授業科目表(博士課程)

専門分野(部門) 授業科目 単位 履修方法 履修年次
分子細胞生物学 分子細胞生物学博士特別研究1A 5 選択必修 1
分子細胞生物学博士特別研究1B 5 選択必修 1
分子細胞生物学博士特別研究2A 5 選択必修 2
分子細胞生物学博士特別研究2B 5 選択必修 2
分子細胞生物学博士特別研究3A 5 選択必修 3
分子細胞生物学博士特別研究3B 5 選択必修 3
生命機能学 生命機能学博士特別研究1A 5 選択必修 1
生命機能学博士特別研究1B 5 選択必修 1
生命機能学博士特別研究2A 5 選択必修 2
生命機能学博士特別研究2B 5 選択必修 2
生命機能学博士特別研究3A 5 選択必修 3
生命機能学博士特別研究3B 5 選択必修 3

※科目の内容など詳細情報については「シラバス」からご覧いただけます。


平成24年度 大学院要覧 博士後期課程修了要件
自己の指導教員が担当する科目1~3について6科目30単位を修得すること。ただし、優れた研究業績を上げて在学期間を3年未満で修了する者は(在学期間の半数×5)単位で可とする。

教員一覧

専攻部門 担当教員 研究分野
環境情報生物学 教授 朽津 和幸 環境応答情報伝達の分子機構
分子病態学 教授 小祝 修 先天性代謝異常症の発症機構
生物化学 教授 新井 孝夫 神経細胞における細胞骨格機能の生化学的・細胞生物学的研究
応用微生物学 教授 峯木 茂 環境微生物学・環境保全
微生物生態学 准教授 鈴木 智順 微生物の生態と系統進化
生体物質化学 教授 池北 雅彦 複合糖鎖の構造と機能
酵素学 教授 田口 速男 酵素工学・生体高分子化学
生物物理学 教授 国沢 隆 ゲノムの系統と進化
生物有機化学 教授 菅原 二三男 生物有機化学
微生物分子生物学
微生物分子生物学 教授 鎌倉 高志 微生物の情報伝達と機能分化
神経科学 教授 古市 貞一 脳発達の神経生物学
生命動態学 准教授 松永 幸大 ライブセルイメージング、細胞分裂と発生分化
発生生物学 准教授 和田 直之 器官形成、再生
(連携大学院方式による客員教員および研究分野)
生体情報化学 客員教授 今村  亨 細胞成長因子の作用機構
(産業技術総合研究所)
教授※ 池北 雅彦
分子生化学 客員教授 反町 洋之 細胞内プロテオリシスによる細胞機能の制御機構
(東京都医学系総合研究所)
教授※ 田口 速男
分子生物学 客員教授 正井 久雄 染色体DNA複製と細胞周期制御機構の研究
(東京都医学系総合研究所)
教授※ 小祝  修
分子遺伝学 客員教授 芝崎  太 遺伝病の分子病理と治療法開発
(東京都医学系総合研究所)
教授※ 池北 雅彦
コンピテーショナルグライコミックス 客員教授 福井 一彦 糖鎖科学、計算科学
(産業技術総合研究所)
教授※ 池北 雅彦
食品生化学 客員教授 矢部 希見子 微生物・植物の二次代謝機構
(農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所)
教授※ 新井 孝夫
ウィルス生命科学 客員准教授 渡士 幸一 B型及びC型肝炎ウィルス等がんウィルスの複製機構解析および治療法開発
(国立感染症研究所)
教授※ 菅原 二三男
(注)※は副指導教員を表す。

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